「御朱印って聞いたことあるけどどんなもの?」
「御朱印帳ってなに?どんなものがあるの?」
という、御朱印初心者の方のために御朱印の由来や歴史・御朱印帳とはどういうものかをご紹介しますね。
ぜひ、御朱印の魅力にはまって御朱印集めを始めてみてくださいね。
御朱印と御朱印帳ってどんなもの?
筆者は、高知出身で四国八十八ヶ所巡礼に馴染みがあるので、御朱印は物心が付く頃には知っていました。
しかし、ほとんどの方が、御朱印と御朱印帳と聞いても、あまりピンとこないですよね。
御朱印とは?
御朱印(ごしゅいん)とは、寺社(神社やお寺)参詣の際にいただく「参拝証明」のことです。
御朱印は、参拝した日付、参拝した神社仏閣の名称、祀られている仏様の名前が、墨と朱色の押印などで書かれたものです。
御朱印は、神様や仏様と御縁を結ぶあなただけの宝物になりますよ。
また、寺社によって御朱印のデザインが違うので、違いを楽しめてワクワクします。
最近では、期間限定の御朱印やイラストが描かれたアートなものも登場しています。人気の寺社仏閣では、御朱印待ちの列ができるほどです。
筆者は、東京新宿にある烏森神社や、埼玉県草加市の草加神社の御朱印が色鮮でとても好きです。
御朱印帳ってどんなもの?
御朱印帳とは、御朱印を集めた帳面のことで、御朱印をいただく専用の帳面(台紙)です。
様々なタイプの御朱印帳がありますが、最もポピュラーなのは蛇腹式。
御朱印を書いていただく部分は、白い和紙になっています。
ノート型・バインダー型の御朱印帳もありますが、御朱印の種類によっては書いていただけない場合もありますので、蛇腹式を選ぶのが無難ですよ。
御朱印帳の例
- 市販品の御朱印帳例
こちらは筆者所有の市販品の御朱印帳です。
左端と真ん中の御朱印帳はデザインが気に入って購入しました。
市販の御朱印帳の魅力は、さまざまなデザインがあり自分好みのものが選べるところですね。
- 各神社固有の御朱印帳例
こちらの2冊も、筆者所有の御朱印帳です。
左側(うぐいす色)は、東京大神宮の御朱印帳で、右側(流星)は、神奈川県の片瀬諏訪神社の御朱印帳です。
片瀬諏訪神社の御朱印帳は、見た目も美しくて所有する御朱印帳の中では一番のお気に入りです。
片瀬諏訪神社の御朱印帳は、郵送で授与していただくことができますよ。
- 寺院の御朱印帳例
こちらの御朱印帳も筆者所有のものです。
東京浅草の浅草寺の御朱印帳になります。
龍が描かれていて、なかなか渋いデザインになっています。
御朱印帳は、神社やお寺独自のものがあったり、市販のものがあったりと様々。
ぜひ、ご自分のお気に入りの御朱印帳で、御朱印巡りをしてみてくださいね。
御朱印のはじまりは?
御朱印のルーツがどこにあるのか気になりますよね。
そこで、御朱印の由来や歴史を調べてみました。
御朱印のルーツは?
御朱印のルーツは「御宝印」。
上記でも説明しましたが、御朱印はもともと、お寺に参詣の際に納経したものを奉納し、その証としていただいていたものです。
最近では、「御朱印」という呼び方が定着していますが、「御朱印」ではなく「御宝印」というのが本来の呼び方です。
諸説ありますが、平安時代に西国三十三所観音霊場を再興させた花山法皇が徳道上人の宝印をみつけたことがルーツだそうですよ。
「御宝印」には、古代インドで用いられていた梵字が入っていて、本尊そのものを指しています。
筆者の実家では、毎年お盆の時期になると、祖父母が集めた西国三十三所観音霊場の御朱印を額縁に入れて飾ってありました。
御朱印集めのはじまりは?
御朱印集めの原点は、平安時代後期にはじまった西国三十三所霊場や四国八十八ヶ所霊場(四国遍路)にあります。
霊場とは、仏様が鎮座する場所のことで順番に巡ると願いが叶うとされ、古くは霊場巡りを「巡札」と呼んでいました。
江戸時代に「御朱印」が一般に広まると全国各地に霊場が作られ、京都や江戸で七福神巡りという新しい「巡札」ルートが生まれました。
現在の御朱印集めブームの先駆けですね。
明治時代に、御朱印帳や御朱印軸が登場。戦後〜現代で西国巡礼・四国遍路が定着。
御朱印はもともと、お経を書写しお寺に納め、その証にいただけるものだったため、「納経印」。
御朱印帳のことを「納経帳」とも呼びます。
筆者も目にしたことがありますが、現在でもお寺などではそのように書かれた案内板などがありますよ。
まとめ
これから御朱印集めを考えている初心者の方のために、御朱印や御朱印帳がどういったものなのかや、御朱印のはじまり、御朱印のルーツなどについてご紹介しました。
全国各地にある神社仏閣には、様々な御朱印があります。
ぜひ、自分好みの御朱印帳で、御朱印集めをしてみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。